みなさん、こんにちは!
普通の宿(人だけが泊まれる宿泊施設)に比べて、犬宿(犬と泊まれる宿泊施設)は高いと感じませんか?
犬宿は普通の宿の延長線上にあると思われている方が多いですが、実は別ものです。
普通の宿に犬料金がプラスされているのではなく、そもそも犬宿という別施設なんです。
今回は、なぜ犬宿は高いのかを書いてみます。
※「犬宿(いぬやど)」とは「犬の同伴が前提の宿」です。
※考察は、あくまで華格子の限定的なものです。
1 法的には同じ「宿泊施設」
宿の営業許可は、ホテル、旅館、簡易宿所、下宿の4種類があり、これらの許可で犬宿も営業が可能です。
犬宿だからといって特別な許可は不要ですが、逆に犬宿でも出入口には「点字ブロック」や「スロープ」が必要だったり、車椅子対応の部屋や間口の広い身障者用トイレを設置しないと営業許可が下りません。
そして許可条件は同じなのに、犬宿は宿としての設備に加え、犬を迎えるための追加設備・仕様が必要になってきます。
2 同じで良いの?「普通の宿」と「犬宿」
例えば「銭湯とスパ」は公衆浴場法の中で別ものに区分されています。
将来的には犬宿も別施設として、許可条件に「足洗い場の設置」や「フェンスで囲まれた運動スペース」などが加わるのかも知れませんね。
3 犬のためのアメニティ
普通の宿は人しか宿泊しないので、人だけのアメニティで足ります。
しかし、犬宿には犬用アメニティが追加されています。
華格子の場合は、ペットシートやフードボウル、足ふきタオル、クイックル、コロコロなど、犬のために必要な物が常備されています。
4 犬のための施設、設備
普通の宿は許可を得るだけの設備で十分ですが、犬宿には犬のための設備が必要になってきます。
華格子の場合は、ドッグラン、プール、フェンスなどに加え、リードフックや足ふきタオル、滑りにくい床材、コンセントの位置を高くしたり、客室は二重ドアなどの愛犬仕様になっています。
5 施設の清掃
一番大変なのは清掃です。
人は基本的に清潔で、居住空間を汚さないようにします。
しかし「永遠の2歳児」と言われる犬は必ずしもそうではありません。
被毛も抜けますし、本能でマーキングしたり、自分で足を拭くこともありません。これは飼い主がフォローすべきことですよね。
華格子では、床だけでも「コロコロ→掃除機→消毒→拭き上げ」を実施していますし、定期的に壁や天井も手拭きしています。
いかがでしたか?
このように、犬宿は犬とその飼い主が快適に過ごせるように特別な配慮がなされている宿泊施設です。
常備されているもの、特別な仕様や設備、清掃の手間などが価格に反映されているんです。
と言っても安い方が良いに決まっていますので、それぞれの犬宿はできるだけ価格を抑えようと努力しているのは間違いありません。
犬宿の見えない努力を、ほんの少しでも覚えておいていただけたら嬉しいです。
ペットと泊まる、犬と泊まるなら華格子を是非一度お試しください。